① 根深ネギ
埼玉県の深谷産のものが有名で、関東では、ネギと言えばこの品種を指します。
現代青年よろしく、ネギの中では最も背が高く、葉鞘に土を寄せて軟白栽培します。軟白部があくまでも白く、青葉の部分が真っ青なものが良品で、両方の境がボケているのは、土寄せが悪く日焼けしていて、固いものが多いです。ネギの旬は秋から翌春までですが、特に、冬のネギは全体に甘みが強く美味しいです。根深ネギの代表選手です。
② 下仁田ねぎ
その名の通り、群馬県・下仁田町の特産品です。根深ネギと違って、葉部も太くて柔らかなため、すき焼きなどの鍋物に非常に適した品種です。甘みが強く、栄養価もタンパク質が他ネギの三倍もあります。ガッチリと太く短い白根はもちろん、柔らかな葉部も美味しく食べられます。白さと張りをポイントに選びます。白い部分が黄褐色になっていたり、縮んでいるものは古い証拠です。ブカブカして、巻のゆるいものは、中に砂や土が入っていることが多いので注意が必要です。
③ 万能ねぎ
葉ねぎの中でも、最近人気の高いのがこの万能ねぎです。福岡県産のものが各地に空輸されています。アサツキに比べるとやや香りが薄く、ちょっと柔らかめです。
全身真っ青がベストで、葉先が少しでも茶色なものは、収穫から二、三日たっています。
葉ネギは、その他にも、わかさま葱、武蔵ねぎ、青ネギ、やっこねぎ、吉四六ねぎ、あさづき(浅月)などの呼び名で店先に並べられています。
④ わかさまネギ
需要の着実な拡大が見込まれる小ネギの専門品種で、高温時でも葉色が濃く、耐暑性に優れ、ブル-ム(粉吹き)が出にくい品種です。

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